自然に限りなく近い安全なお産を目指す

分娩、すなわちお産は、太古の昔から今後も未来永劫「自然」なものです。
極端に言えば、何もしないでも放っておけば生まれるもの、という考え方で、

私たちはできるだけ医療による干渉を加えずに、お産をすることを推奨しています。

でも、母児(母親と赤ちゃん)の状態に危険や苦痛がせまれば、医療介入をして、
「安全」にお産ができるよう導くことが必要になります。


当院の周産期医療連携(病院や周産期センターとの連携)

私たちは、分娩中に母児の状態に危険がせまり、緊急帝王切開による分娩が必要になった場合、
迅速に、米沢市立病院に救急車による搬送をいたします。
原則、洋人医師が救急車に同乗し、病院の常勤医とともに帝王切開の執刀も行います。

(できない場合もございますのでご了承ください)

その際、緊急の程度によっては、母親自身やご家族の方に、
説明の時間を充分にさけないことや無理をお願いすることがあるかもしれません。
しかしそれらは、母児の安全を最優先にしていることをご理解いただきたいと思います。

また、妊娠前や妊娠中に異常が出現し、高度な治療を要する場合、希望に合わせて、
米沢市立病院や公立置賜総合病院に紹介いたします。
必ず紹介状をご用意いたしますので、持参の上、受診してください。
なお、外来の予約も可能ですので、フロントでお申し出ください。
(上記2病院以外は、予約できない場合もございますのでご了承ください)

緊急で周産期センター(高度な治療が不可欠な患者を専門に扱う施設)との連携が必要な場合も、救急車による搬送をいたします。
山形県内ですと、山形市内にある山形県立中央病院、済生会山形済生病院、山形大学附属病院のいずれかになります。

※ 周産期医療…妊娠から分娩、生まれた赤ちゃんへの医療

助産師出向支援事業について

このたび米沢市立病院と当院とのあいだで、県内初となる助産師出向支援事業の協定書が締結され、平成27年3月30日に調印を交わしました。4月1日からスタートします。
この事業は、「すべての妊産褥婦と新生児に助産師のケアを提供し、安全で安心な妊娠・出産・育児環境の整備をすること」を推進するものです。国が進めてきた助産師出向支援モデル事業を継続的に行うもので、助産師の就業先が主に病院であるという偏在化の解消や、周産期医療体制の確保という観点から助産師実践能力の強化を目的としています。
日本看護協会からの委託により山形県看護協会にコーディネーターとなっていただき、双方にとってもメリットを得られるように話し合いを進めてきました。
当院としての目的は若い助産師の育成や業務支援で、米沢市をはじめとする置賜地域の患者さんに、より安全で安心な出産をしていただけるように努めたいと思います。


ベテラン助産師を迎えたくさんのことを学べる機会をマッチングに向けてコーディネートしてくださった看護協会の方々、大事な助産師を派遣することを快諾してくださった市立病院の方々にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。