妊娠初期

★妊娠がわかってから〜4ヶ月(妊娠〜15週)
※妊娠初期の定期検診:2週間に1回、妊娠12週以降は4週間に1回

★母体の変化と注意点
月経がこなくなり、基礎体温は高温相のまま持続します。
乳房が徐々に腫大し、乳首と乳輪も大きくなってきます。
つわりで胃のむかつき、嘔吐、味覚が変化します。
つわりの強さや持続期間は、ほとんど感じない人や全く飲食できない人、
個人差がありますが、妊娠6〜7週にあらわれ、妊娠12〜14週に落ち着きます。
妊娠中期まで持続する人もいます。
この時期は、まずは水分を努めて摂るようにし、脱水にならないようにしましょう。
食べられるものを少しずつ摂るようにしましょう。
今までの生活を変える必要はなく、妊娠経過に異常がなければ仕事も可能です。
あまり体を締め付けるような衣服は避けましょう。
定期的に行っているスポーツがあれば続けて可能ですが、過激なものは避け無理のないようにしましょう。
性生活は出血、腹痛の流産兆候がなければ極端に制限する必要はありません。
里帰り分娩を希望される場合、あらかじめご連絡ください。
また、里帰り先の病院によって異なりますが、混み合って希望する病院で分娩できないこともありますので、
早めに連絡しておくといいでしょう。
紹介状をお渡ししますので、里帰りの日が決まったら事前にご連絡ください。

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検査

予定日が決まる妊娠9〜11週ころ、母子手帳をもらいに行きます。
場所は自治体によって異なり、米沢ではすこやかセンターです。
妊婦健診受診料の補助となる受診券も一緒に入っていますので、
必要事項を記入して、健診毎に母子手帳と一緒にご持参ください。
妊娠12週ころ、子宮がん検査、採血(貧血・血糖・梅毒・HBs抗原・HCV抗体・HIV・風疹・血液型・不規則抗体)をします。
検査の必要性と詳しい内容は外来でご説明します。


妊娠中期

★妊娠5ヶ月〜7ヶ月(妊娠16〜27週)
※妊娠中期(安定期)の定期検診:4週間に1回、妊娠24週以降は2週間に1回

★母体の変化と注意点
つわりが落ち着いてくる時期なので、栄養のバランスを考えて食事を摂りましょう。
胎児、子宮、羊水、胎盤、乳房、血液循環の増加に伴い、体重の増加がみられます。
しかし、急激な体重増加は妊娠高血圧症候群のリスクが高くなるので、気をつけましょう。
乳房はさらに大きくなり、乳頭を刺激すると子宮収縮が起きやすくなるため、
お腹が痛くならない程度に手入れをしましょう。
また、乳房を強く締めつけない下着を選びましょう。
妊娠中のスポーツは心肺機能を高めて安産につながるため、ウォ−キング、水泳、マタニティービクス・ヨガなどの
全身運動や、有酸素運動は好ましいとされています。あくまでも、無理をせず、楽しく続けられる程度としましょう。
しかし、妊娠経過で切迫流産、早産の症状などある場合は、避けるべきですのでご相談ください。
マイナートラブルとして、むくみ、立ちくらみ、腰痛、こむらがえりが起こることがあります。
軽度のむくみは心配いりません。安静にしたり、塩分を控えることである程度予防できます。
また、弾性ストッキング(当院で2,500円(税込)で販売しています)や靴下もいいでしょう。
急に立ち上がるとめまいや立ちくらみが起こりやすくなるのでゆっくり立ち上がるようにしましょう。
子宮が大きくなることで、腰に負担がかかります。
腰痛体操や、骨盤ベルト(当院で3150円(税込)で販売しています)を装着してもいいでしょう。
こむらがえりは、足がつる状態です。ふくらはぎを伸ばすようなストレッチをして痙攣を予防しましょう。

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検査

当院で分娩予定の妊娠16〜23週の初産の妊婦さん全員を対象に中期母親教室のご案内をします。
妊娠20週ころ、クラミジア検査をします。
妊娠24週ころ採血(貧血・血糖・HTLV-I)をします。

妊娠後期

★妊娠8ヶ月〜10ヶ月(妊娠28週〜)
※妊娠後期の定期検診:2週間に1回、妊娠36週以降は毎週

★母体の変化と注意点
さらに子宮が大きくなり、仰向けになって寝ることが辛くなってきます。
例えば左横向き(左側を下に)となり、左足は伸ばして、右足を曲げて、その下に枕を入れて寝ると楽です(シムス位と言います)。
右横向きで右側を下にした場合は、左足を曲げて、その下に枕を入れます。
胃が圧迫され一度に食べられなくなりますので、何回かに分けて食べるようにしましょう。
皮膚に皮下脂肪が増加します。子宮が大きくなり、皮膚が過伸展となり赤い妊娠線ができます。
保湿クリームを塗るのもいいでしょう。ヒリヒリ感やかゆみを伴う場合はご相談ください。
分娩後は色は薄く小さく目立たなくなります。
産休は産前6週、産後8週請求することができます。
里帰り分娩を希望される場合、あらかじめご連絡ください。
また、里帰り先の病院によって異なりますが、混み合って希望する病院で分娩できないこともありますので、
早めに連絡しておくといいでしょう。
紹介状をお渡ししますので、里帰りの日が決まったら事前にご連絡ください。

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検査

妊娠32週ころ、腟分泌物細菌検査(GBS)をします。
妊娠36週ころ、採血(貧血、血糖)をします。
当院で分娩予定の妊娠33〜36週の妊婦さん全員を対象に後期母親教室のご案内をします。

出産

★出産〜
※出産後の定期検診:母子共に、出産1ヶ月後1回のみ

★母体の変化と注意点
2〜3日は急激に子宮が収縮するため、後陣痛が辛いこともあります。分娩後1ヶ月で妊娠前の大きさに戻っていきます。
悪露(おろ)といいますが、月経のような出血がしばらく続きます。トイレ毎にビデで流して清潔に気をつけます。
乳房は、4〜5日目をピークに強くはることがあります。翌日〜2日目に乳房マッサージや搾乳をして授乳を開始します。
乳頭の形、乳管開通の状態を観察させてもらいます。

★経過と説明内容
出産当日はゆっくりお休みください。
翌日から、お母さんと赤ちゃんの体調を見ながら母子同室となります。
赤ちゃんのお世話の仕方、母乳のあげ方、乳房の手当て、調乳の方法など説明しながら、一緒にやっていきましょう。
少し慣れたら、沐浴の方法を実際お見せします。
退院前日に、退院後の生活、注意点をお話します。
病室内の院内インフォメーションにビデオがございます。参考までにご覧ください。

★起こりやすい症状
分娩のいきみの影響で、痔や脱肛を起こすことがあります。徐々に改善しますが、必要に応じて軟膏を塗ります。
分娩後は一時的に膀胱麻痺が起こることがあります。
こまめに水分を取るようにして、尿をしたい感じが弱くても3〜4時間毎にトイレにいきましょう。
数日で回復してきます。
分娩後は腸の動きが悪くなり、便秘を起こしやすくなります。3日以上たって便がない時は、浣腸をします。
下肢がむくむことがあります。足を高くしたり、足指を動かしたりマッサージして循環をよくしましょう。徐々に回復してきます。
乳汁が滞って、その部分に感染を起こすと乳腺炎となります。
予防のためには、普段の乳房のマッサージや搾乳をして乳汁をためないことです。
分娩後の育児不安などが原因となり、一時的にうつ、マタニティーブルーといわれる状態に陥ることがあります。
育児に熱心なあまり、1人で赤ちゃんにかかりっきりになっている場合に起きやすいようです。
相談相手や、話し相手をみつけ、気分転換をはかりましょう。
1ヶ月後の健診で大きくなった赤ちゃんと、育児を楽しんでいるお母さんにお会いするのを楽しみにしています!

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