分娩、すなわちお産は、太古の昔から今後も未来永劫「自然」なものです。
極端に言えば、何もしないでも生まれるもの、という考え方で、私たちはできるだけ医療による干渉を加えずに、出産することを推奨しています。でも、母児(お母さんと赤ちゃん)の状態に危険や苦痛がせまれば、医療介入をして、「安全」に出産ができるよう導くことが必要となります。
医療介入として、陣痛促進剤を使用することがあります。
使用する薬剤の詳細はこちら
私たちは、分娩中に母児の状態に危険がせまり、緊急帝王切開による分娩が必要になった場合、迅速に、米沢市立病院に救急車による搬送をいたします。
(原則、院長が救急車に同乗いたします。できない場合もございますのでご了承ください。その場合は助産師や看護師が同乗いたします。)
その際、緊急の程度によっては、お母さんやご家族の方に、説明の時間を充分にさけないことや無理をお願いすることがあるかもしれません。それらは、母児の安全を最優先にしていることをご理解いただきたいと思います。
また、妊娠前や妊娠中に異常が出現し、高度な治療を要する場合、希望に合わせて、米沢市立病院や公立置賜総合病院に紹介いたします。
必ず紹介状をご用意いたしますので、持参の上、受診してください。
なお、外来の予約も可能ですので、フロントでお申し出ください。(上記2病院以外は、予約できない場合もございますのでご了承ください)
緊急で周産期センター(高度な治療が不可欠な患者を専門に扱う施設)との連携が必要な場合も、救急車による搬送をいたします。
山形県内ですと、山形市内にある山形県立中央病院、済生会山形済生病院、山形大学医学部附属病院のいずれかになります。
(※)周産期医療…妊娠から分娩、生まれた赤ちゃんへの医療
0238-23-1776
診療時間 9:30~18:00
(月・火・金・土・日曜午前)
※受付は診療時間の終了45分前までにお願いいたします。