漢方治療について

みなさんは体調が悪いとき、どんな薬を使っていますか?

例えば、風邪をひいた、どこかが痛い、かゆみがある、便秘や下痢がある、などなど。おそらく、医療機関に受診して、西洋薬(主に医療機関でしか処方してもらえない薬)を使っている人が多いのではないでしょうか?

当院では「漢方薬」を飲んで、症状をコントロールする漢方療法をおすすめしています。

効果

急性の病気の改善

眠気やだるさがでにくい
服用始めて1~3日で効くことが多い

風邪や鼻炎など、服用し始めて1~3日で効くことが多いです。処方の量も4日以内にしています。

早めに飲むことが早く効かせるポイントです。人によっては、風邪のひき始めにのむと、1回服用しただけで効果が現れることもあります。また、市販薬を飲んだときにありがちな、眠気やだるさがでにくいことも特徴です。

慢性の病気の改善

漢方はじわじわと効いてくる
少なくとも3か月飲み続ける

まずは、少なくとも3ヶ月間飲み続けることをおすすめしています。処方の量はまず14日間にしています。

理由は、この期間は何らかの効果がでてくる(苦痛・症状が軽減する、または今まで意識していなかった症状が先に軽くなるなど)ことがあり、クセが強い漢方の味に合うかどうかみるためです。
よく「漢方薬はじわじわと効いてくる」と言われるゆえんです。

体質の改善

体の自然治癒力を高める。更年期障害に効果的

漢方には体質改善が期待できるところがあります。体の「自然治癒力」を高めることができると言われていて、病気を体質改善によって克服することができる可能性があります。

また、不定愁訴(ふていしゅうそ・体調に影響するなんとも言い難い症状のこと)などの「病気と言えない状態」に一定の効果があり、その代表の1つ、「更年期障害」には、漢方療法が効果的であることがよく言われています。

しょっちゅう風邪をひく、胃腸が弱い、アレルギー体質があるなど、病気や不快な症状に対する抵抗力のある体づくりができるかもしれません。これには月~年単位で長い期間を要するでしょう。
でも、飲み方の工夫をすることもできます。つらいときは、しっかりと飲み、体が楽になっているときは、頓服で飲むのもOKです。

そうして「風邪をひきにくくなった」「ご飯がおいしく食べられるようになった」「胃腸が強くなった」「お肌の調子がいい」「安心して旅行に行けるようになった」などなど…効果が出た方からたくさんのお言葉をいただいています。

病気の予防、健康維持、加齢対策

体調によって飲み方の工夫可能

元気な体で仕事・家事をしたい、加齢に対する体のメンテナンスをしたい、などに漢方薬が役立つかもしれません。
すぐ分かる効き目というよりは、5年先、10年先も元気に過ごすことが目標で、これには月~年単位で長い期間を要するでしょう。

でも、飲み方の工夫をすることもできます。
つらいときは、しっかりと飲み、体が楽になっているときは、頓服で飲むのもOKです。

メリット

副作用のリスクが低い

副作用は西洋薬ほど強くない

西洋薬と比較すると、副作用のリスクが低いです。
漢方薬も薬ですので、副作用のリスクはありますが西洋薬に比べると、それほど強くないと言われています。
その分、即効性が低いかもしれませんが、大きなメリットです。

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