みなさんは、ピルのことをどのくらい知っていますか?
あまりよく分からない人が多いのではないでしょうか?自分の母親や友人で飲んでいる人がいれば、いろいろ聞くこともできるでしょうが、そうでない人は・・・
当院では低用量ピルを飲んで、避妊や生理に関する症状をコントロールすることをおすすめしています。
みなさんは、ピルのことをどのくらい知っていますか?
あまりよく分からない人が多いのではないでしょうか?自分の母親や友人で飲んでいる人がいれば、いろいろ聞くこともできるでしょうが、そうでない人は・・・
当院では低用量ピルを飲んで、避妊や生理に関する症状をコントロールすることをおすすめしています。
ほとんど現在は「低用量ピル」をピルと言ってもいいですが、ピルは女性の卵巣で作られる「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(ブロゲステロン)」が少量ずつ含まれる薬剤です。この2つのホルモンが脳下垂体というホルモンの中枢に働きかけて卵胞(卵子の入ったカプセル)を発育・排卵させるホルモンの分泌を抑えます。
そのために避妊が可能になる仕組みであるので、毎月生理を止めるわけではありません。むしろ生理はきちんありますし、このようになるのは、薬を飲んでいる間だけです。飲むのを中止すればすぐに元の状態に戻ります。
生理痛の軽減、生理不順の改善、PMS(月経前症候群)の軽減、過多月経や不正出血の治療・・・などの生理に関するつらい症状を軽く、またはなくなる効果です。
よって、この薬で、高校生・大学生などで勉強や試験、スポーツを頑張りたい、働く女性で仕事や出張を順調にこなしたいという、希望を叶えることができます。
生理日の移動が簡単にできるので、旅行や温泉などのイベントの時に便利です。
ホルモンバランスが整うことで、生理前にニキビ、吹き出物や肌あれが起こるという悩みもなくなる可能性があります。
※これらの効能についてはガイドラインにも明記されています
ピルは、「太る」「将来妊娠できなくなる」「生理がなくなる」などと誤った情報が広がっていたり、「副作用が怖い」という先入観があったりと、まだまだ敬遠されがちですが、欧米諸国では「女性の意思で妊娠をコントロールできる避妊法」として広く認知されており、正しく服用すれば、ほぼ100%避妊できます。
現在日本でも、使用できる方法の中でもっとも信頼のできる避妊法です。 世界から見ると、日本は「ピル後進国」です。
ピルの認可が大幅に遅れたから、ピルの普及率が低いからだけではありません。ピルについての偏見が非常に強く、正しい情報が広がらないからなのです。
2006年2月1日、社団法人日本産科婦人科学会が、ピルの使用のガイドライン改訂版を発表したのをご存知でしょうか。(ガイドラインの正式名称は「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン」)これにより、ピルを処方しやすくなりました。
と言っても、1999年に発表されたガイドラインが諸外国のものから大きく逸脱していたために、実際には「諸外国と同じようになった」「世界標準になった」というのが正しいところです。ガイドラインが改訂される前は、処方までに数々の検査を自費でおこなわなければならなかったために、数万という高額な費用がピル以外に必要となっていました。 それが現在はほとんど不要となり、必要な人に必要な検査をおこなうのみとなりました。
ピルについて注目すべき点はほかにもあります。以前はピルと言えば「避妊」のためというものという認識が一般的でしたが、最近はそれ以外の効果を期待して使う人の方がむしろ増えてきています。
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